犬も歩けば好きに当たる

アニメやマンガの雑記ブログ

雪組公演『fff-フォルティッシッシモ-/シルクロード~盗賊と宝石~』東京千秋楽を見たよ

2年ぶりくらいに宝塚(ライビュ)を見てきました!
あの…私…学生時代はずっとヅカヲタ(雪組娘役ヲタ)をやってまして…なんなら大劇場遠征とかしてたんですが…贔屓が退団した&ここ数年は忙しくてなかなか見に行けず…

しかしだいきほの退団公演見逃さないわけにいかない!とライビュをみてきました。

 

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fff-フォルティッシッシモ-/シルクロード~盗賊と宝石~

kageki.hankyu.co.jp

 


雪組は『凱旋門/Gato Bonito!』ぶりの観劇です(2018年夏だって…びっくり)。
開演前プロジェクションマッピングみたいなのが流れてて技術の進化に驚く(普段は過去作品ばかり家で見ているので)。ちなみにLED大階段にも未だに毎回驚いている。

<fff
脚本・上田久美子 の時点で勝利なんですよね。
月雲の皇子、星逢一夜、金色の砂漠でがっちりと私の心は上田先生に掴まれていますので…期待しかなく……
今作はベートーヴェンの生涯を描いた作品でした。交響曲第三番「英雄」がナポレオンのために書かれたことは有名ですが、今回の作品でベートーヴェンとナポレオンについてどう絡ませて描かれるのかすごく楽しみでした!!


冒頭、望海風斗さまの登場。ちょっと長いふわふわの髪の毛!!いい!!
あの…私…望海さんのピシッとオールバックのスーツもの(これはオーシャンズのせい)とラテンもの(だいたい花組エスメラルダのせい)がめちゃくちゃすきなんですけど…
今回の長髪っぽい鬘どれもすきな感じのやつばっかりでした。
ベートーヴェンの順風満帆、とは消して言えない人生。好きな女性が貴族と結婚したり、好きだったナポレオンが皇帝になって愕然としたり、何より音楽家の命ともいえる聴力を失ったり…でも音楽に対する情熱だけは失わずがむしゃらに曲を書き続ける姿が素晴らしかったです。望海さんの苦悩する表情がいい…
望海さんのベートーヴェン傲慢なところががすごく人間臭くてとても好きです。
終盤のナンバー、歌う姿に鬼気迫るものがありました。映像ですらすごいのに、生で見たらもっとすごいんでしょうね…。

真彩希帆ちゃんの謎の女、めちゃくちゃカッコイイ……喪服っぽいドレス、パット見スカートに見えてパンツスタイルなところもカッコイイ。きぃちゃんのちょっと低めの声と役のミステリアスさが見事にマッチしていて出だしから心臓掴まれた…含み笑いとか、高笑いとか、似合うよね。今回めっちゃ高笑いしててサイコーでした。
ナポレオン即位後、苛立つベートーヴェンに対して「裏切られたのね」と声をかけるのですが、このセリフの嘲笑と慈愛が入り混じったようなニュアンスが痺れました。
だんだん耳が聞こえなくなってゆくベートーヴェンですが、彼女の声だけは聞こえます。なので彼女に通訳的なことをさせるのですが、そのシーンが掛け合いのデュエットのようで聴きごたえのあるナンバーが多かったです。
謎の女が「ベートーヴェンだけに見える幽霊的な存在」と分かってから、多少コミカルな掛け合いもあり、すこし肩の力が抜けました。
それにしても後半のあのピンクの肩だしドレス、何w?!想像の存在、想像の衣装とはいえいきなりどピンクのドレスは驚いたwえっちすぎる。その恰好でゲーテの元へ行っちゃうし(笑)

朝美絢さんが依然見た時よりすごく美しくなっていらしゃって、なにより歌がとてもうまくなってて、びっくりしました…!最強じゃん…!

あと、私には娘役でずっと好きな方がいます。それは沙月愛奈さんです!!
彼女今回「若きウェルテルの悩み」のウェルテルの恋人役だったんですが、The・娘役!って感じの可愛らしいお衣装とバレリーナっぽい振りで最高でした…やっぱり私はあゆみさんのダンスが大好きです。
そしてダンスといえば!ひーこちゃんが「小さな炎」という概念の役(ロミジュリの愛/死みたいなやつ。愛/死を考えた人は天才だと思った)でしたね。力強くも繊細なダンスで、ベートーヴェンの心情を表現していました。

今作は回想や場面転換が多く(ベートーヴェンの現在・青年期・少年期、ナポレオンの戦局、神と審判前の音楽家たち)一回見ただけでは理解しきれない部分もあったので、今後円盤でじっくり見ようと思います。多分これスルメタイプの舞台です。
コロナ感染予防の観点から生オケじゃないのがとても残念だったのですが、空いたオケピを使った演出などもあり、そういう場面にも感動しました。



シルクロードー盗賊と宝石ー>
生田大和先生の初ショー作品!!生田先生の小劇場作品がめちゃくちゃ好きだったんですけどついにショーも書かれるということでわくわくでした。
場面ごとのメッセージ性が強く、かつ彩凪翔くんがそれぞれの場面を繋ぐ役割をしている構成。なんか朝海ひかる舞風りら退団公演のタランテラ!(これもめちゃくちゃ、めちゃくちゃ、めちゃくちゃ、めっちゃくちゃ好きなショー)を思い出した。これもエキゾチックだしね。

登場時の望海さんがはっとほするほど美しくて、息が止まった。望海さんの登場時のひきつけ力はマジですごい。文字通り瞳に射抜かれるというか、こちらに有無を言わせぬ表情というか、なんていうんでしょう。息が止まる…
個人的にはオラオラ踊って客席のレディー達を釣りまくる!みたいなショーが好きなんですが、退団公演なのかそういうシーンは無く、綺麗にまとまってました。そうだよね退団公演で釣られたら亡霊になっちゃうもんね…
中詰めのあと、きぃちゃんがディスコ?のステージで歌い、その下で男役たちが躍るという場面があったんですけど、この曲がまたすんごい良かったです。ヒップホップみたいなラップ調の難しい歌をさらっと歌いあげて「ま、真彩希帆さま~~!」になっちゃった。かっこいい娘役、いいです…最高です…そしてここ、だいもんがチャイナ服を着てて最高にカッコイイです。

黒燕尾。シンプルな衣装でピシッと躍る姿、最高でした。もうほんと、有終の美って感じで…トップの退団公演って「鶴の恩返し」みたいだなっていつも思います。自分の羽で綺麗な着物を織るような感じで、全身全霊で舞台を作り上げてますよね(実際公演が進むにつれてどんどん痩せていくし)。無駄なものを全てそぎ落とした究極の美のようなものがありました。
同時にだいもんと翔くんの胸には退団者の白い花飾りがあって「あ~~本当に退団しちゃうんだ…」ってさみしくなったり…感情がもうぐちゃぐちゃでした。

デュエットダンスのだいきほが見つめ合う姿は、慈愛と幸福に満ち溢れていていました。もうすぐショーが終わってしまう寂しさももちろんあるんですが、それ以上に多幸感がすごかったです。
階段降りで劇場を見渡すだいもんの目が優しくて…思い出しただけで涙が出てきました。
本当に最高のショーでした。


<サヨナラショー>
ずっと感動していて記憶がない!!!
最後にファントムを歌うんですが…I'm Homeの歌詞とお二人の姿がリンクしてて、お二人とも目に涙を浮かべて、感情が歌に乗っていて、私はぼろ泣きしてしまいました。
夢がかなうってこういうことなんだなって…
AチームBチーム別れての公演でしたが、最後のサヨナラショーは組子全員でできて本当に良かったですね。ファンとしてとてもうれしいです。

緞帳の前でだいきほが「大好きです」合戦して、きほちゃん泣いちゃったの本当に可愛かった。いいトップコンビでしたね。
咲ちゃん、ひらめちゃんの新体制も楽しみです!久しぶりに宝塚みてめちゃくちゃときめいた…やっぱり宝塚は生涯学習なんだな。

『明日、私は誰かのカノジョ』を読んだよ

お久しぶりです。前回の記事から1年経ってしまいました。
自分自身このブログの存在を忘れていたのですが、未だほぼ毎日アクセスがあるみたいで驚いています。

本題の前に自分語りになりますが、この一年間は同人活動に精を出していました。1年小説を書いてきてちょっと立ち止まりたくなったというか、今後の活動の仕方について一回考え直すタイミングなのかなーと思い、少しだけ執筆の手を止めています(マラソンの給水所でちょっと一休みしてるようなイメージです、まだ走り続けます)。
最近、自分の文章がとてもまとまりがなく、下手なものに思えて仕方がありません。
とにかく、自分が考えてることをきちんと文章にする、という練習(訓練?)をキッチリやっておかねば…と思い久々に記事を書いています。
最近作家のエッセイばかり読んでるんですけどね、皆さん文章に個性がありながらも、とてもわかりやすく読みやすい文章です。すごいです。(特に穂村弘村上春樹のエッセイが好きです)私もこんな風に書けるようになりたい。

さて、久々に感想ブログ、何書こう? と考えた瞬間真っ先にこの作品が思い浮かびました。


はい、明日カノですね~~!

はじめて読んだのは去年の年末だったかな? 今年の年末は家で過ごしていたので、「なにか面白い漫画ないかな~」と探していたところ、この作品に出会いました。結果、一気見しました!!その後連載分をサイコミで毎週読んでます。
めちゃくちゃおもしろいのではやく皆さんポチって下さい。
とにかく「見た目(ルッキズム)」について様々な角度から描かれています(傷、美貌、整形、コンプレックス、武装・自己表現・自己卑下のためのファッション・メイクetc)。そしてそれを取り巻く「お金」について(レンタル彼女、パパ活、裏引き、キャバ、風俗、ホスト)。 
「他人にどう見られるか、求められるか」→「それに対して自分がどう行動していくのか」というのが軸になっていると私は考えました。これが令和の女の子の生き様だ!!!

今6巻まで出ているのですが、雪ちゃんを中心にしたいろんなの女の子についてのエピソードが描かれています。これまでの主な登場人物は雪ちゃん、リナちゃん、あやなちゃん、萌ちゃんです。
それぞれの女の子ごとに感想を書いて行こうと思います。

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【感想】不死身の命日/虫歯 を読みました

虫歯さんの『不死身の命日』を読みました。


結論から言います。
私的2020年ベストBL大賞(暫定・以前からの連載物除く)です!!!!!!

あらすじ

大企業を束ねる若き社長・三角冬真は生涯を共にする伴侶を探していた。そんなある日、チンピラに襲われている所を謎の男・フジミに助けられる。お礼にホテルの最上階でディナーを御馳走したところ、トラブルに巻き込まれ、フジミが冬真をお姫様抱っこして地上へ飛び降り、脱出に成功。不覚にもときめいた冬真がフジミを伴侶にしようと奔走する中で、フジミの過去と底知れぬ魅力に翻弄されていく。

もう出だしの時点で!?ですよね。第一話を読んだ私も!?でした。とにかく『!?』
なんだこれは。ものすごい漫画に出会ってしまった…これ一体どんな話になるのか?とぐいぐい引き込まれました。

全体を総括して

とにかく『画面の圧がすごい』んです。
個性的なキャラクター描写はもちろん、世界観の作りこみというか書き込みというか…
なんだか、実際にコメディ映画を見ているような感覚になります。情報量が多いのにテンポ感がいい。
でも決してごちゃごちゃしているわけではなくて適度にデフォルメ化されているから見やすい。
…私の拙い語彙力ではうまく表現できませんが、とにかくすごいので読んでください。

キャラクター、ストーリー、その他小ネタや気づいた点についてそれぞれ語っていきたいと思います。

1.ぶっ飛んでいるのにリアリティがあって愛しくなるキャラクター

※ネタばれあります

【三角冬真】
・主人公
・イケメン、高身長(キリっとしてる)
・御曹司、社長
・自信家

この情報だけみると「あーはいはいスパダリね」ってなってしまうんですが、冬真はそうではありません。さりげない気づかいができるし、驕らず誠実で、努力も怠らない。でもどこか世間知らずで声がでかくてうるさい!でも一途!!このキャラクター描写がとても瑞々しくていい。
あと男らしくてビッグマウスのくせに反応が超乙女だったり、ひそかにサザンを好んでいたり、全体的に線が細くてどこか頼りなさ気な雰囲気が良いです。(個人の感想です)

【フジミ(藤宮恒星)】
・とにかく体が丈夫な謎の男(後に家出した御曹司と判明)
・喧嘩が趣味
・中華屋でバイト
・柔らかい雰囲気、普通~っぽいイケメン

もうね、にこ!って笑う初登場シーンでもう心を射抜かれましたよ。うわー絶対いい人だって。
喧嘩が趣味で(これについては後述)中華屋でバイトしている好青年。私はコスチュームものに弱いのでチャイナ風のバイト着で働いている姿にドキー!としました。
高層ビルから飛び降りたり、あり得ない速度で道を駆け抜けたり、熊を倒したり冬真を抱いたりするわけですが、常に想像の斜め上を地で行く感じがすごい。でもなんか納得しちゃう。そんな底知れぬ魅力の持ち主。

2.コメディタッチで瑞々しく描かれるストーリー

この作品を読んで、シリアスやドラマチックだけが感動じゃないんだな~!!って改めて痛感しました。
読むだけでウルトラハッピーになれるから。本当に。

★善意と悪意
初対面で一緒にビルから飛び降りてフジミに惚れてしまった冬真さんですが、本人から「人を殴るのが好き」と聞いて「何だと!下劣!騙したな!」と憤慨します。でもその帰りに偶然殴り合いをしているフジミを見てしまい、そのあまりの純真さと美しさに惚れ直してしまう。
フジミもまた冬真の身体の美しさに惚れるんですが、この「お互いがお互いの身体に惚れている」ってすごいことだなって。
冬真は御曹司として様々なしがらみに囚われていると思います。幼いころからきっと普通の人以上に他人の善意と悪意の間に身を置いてに生きてきた。だからこそ善意も悪意もなく身体一つで戦っているフジミに惚れたのかなーと。
冬真は地位もお金も何もかも持っているわけですが、それを抜きにして冬真自身そのものに惚れてる。なんせ身一つで生活しているようなフジミにこう思われるなんて、冬真にとって多分こんなに嬉しいことはないと思います。

あと、普通に身体に惚れるってエロくていいよねって…


★不死身の”命日”

フジミは喧嘩をすることで「自分が生きている」と実感しており、体が丈夫なので死ぬことはないと思っていた。しかしある日体が動かなくなり「死ぬってあるんだ」「このまま山になるのかな」という状態になったところを冬真に助けられます。(その間冬真はフジミに発情してるし、ただの風邪でした)

で、そのあと冬真の裸を見て興奮しすぎて鼻血を出すんですが、なんせ身体から血が出るのが初めてだったフジミ。このまま血が止まらなかったら死ぬよなぁ=「死ぬ理由冬真さんがいいです」という告白。「死」という言葉が口から発せられるくらいには不死身かもしれなかったフジミにとっては死は重大。血が出た=自分は不死身ではなく死ねるただの人間だったということが証明されました。なので、冬真さんがフジミの生きる理由になったんですね!ウワーーーッ!!

そしてそのあとのフジミに「おれ冬真さんが特別一番誰より好きです」と言われた冬真の可愛い顔と言ったら…
めでたく二人は最終話にしてついに結ばれるわけですが、ここでもタダでは結ばれない虫歯さんワールド。もう本当最高でした。
良すぎて言葉にできない。すみません。とにかく二人が可愛い。

・ふじ‐み【不死身/不▽仁身】 [名・形動]
1 不死であること。どんな病気・苦痛・傷・打撃にも耐えうるからだであること。また、そのからだやそのさま。
2 どんな困難にもくじけないこと。また、その人やさま。
・めい‐にち【命日】[名]
故人が亡くなった日にあたる、毎月または毎年のその日。
(いずれも出典:デジタル大辞泉小学館))

冬真と生きることを決めたフジミは「死ぬ理由冬真さんがいいです」と、文字通りの「不死身」である自分を捨てます。(=不死身の命日)
同時に冬真から屋号として新たに「不仁美」という名前を与えられ、もう一つの「命(のはじまりの)日」となりました。
このね、タイトル回収。素晴らしいです。素晴らしい。拍手。

3.その他小ネタ

①帯について
書店で購入したんですが、帯も表紙も目を引いてBLコーナーの中でもめちゃくちゃ目立ってました(笑)すぐ見つけられました。カラー表紙のなかだとモノクロって映えるね。
「スーパー攻め様になりたい
受け!!!!!!!!!
事前情報無しで今回この本を買ったんですが、この時点で「あーこの表紙のイケメンが受けなのね」って分かっちゃった。なるほど~~~~

本編では冬真がずっと「フジミのことを抱きたい、好きって言わせる」と豪語しているんですよね。しかし読者は神視点で「とかなんとか言ってるけどこいつ受けなんだよな~w」とちょっとニヤニヤしてしまう。コメディテイストのこの作品だからできる仕掛けですよね。
最初は冬真が抱くつもりでいたのにフジミから「冬真さんを抱きたい」って言われ続けて最後の最後で「抱かれたい」って告白して受けになるんですよ。うわーっ愛おしい。包容力…

一回記憶消して、『冬真が受け』っていう情報無しで不死身の命日を読んでみたい気がする。

でもぶっちゃけこのカップルに関してはどちらが受けでも攻めでも問題ないというか、お互いが唯一無二の存在で、心のつながりがものすごくピースフルでハートウォーミングなので…でも幸せならOKです!!!

②扉絵について
第一話の扉絵

フジミ
富士山
冬真
スカイツリー

って構図になってるんですけど、作者である虫歯さんのTwitter見たらこんなことが書いてありました。
https://twitter.com/64ba_a/status/1107648051722645505?s=20
なんという…なんという…ちんこを山や建物に例える人を初めて見た…
フジミは自然界のナンバーワンで冬真は建造物(人工物)のナンバーワンなのね…

3話のお正月みたいなおめでたい雰囲気の扉絵も好きです。

おわりに

もう、お互いがお互いの存在理由みたいな、相思相愛みたいな、好きな感情がダダ漏れてるBLがちょお〜〜〜〜〜〜〜好きなので本当に出会えて良かったです。虫歯さんの他の作品も早速ポチリました。電子じゃなくて紙で読みたい!!そういう作家さんです。

最近コロナで気がめいってる中でこういう本を読むことができて本当に良かったです。
ハッピーとエロは世界を救う…

不死身の命日 (eyesコミックス)

不死身の命日 (eyesコミックス)

  • 作者:虫歯
  • 発売日: 2020/03/25
  • メディア: コミック

SHIROBAKO感想 みゃーもりの決意


4年の歳月

制作6年目ともなれば連結した事務椅子で寝るし、実家からの電話もうざったく感じるよね…
小さい子が夜更かししてる時間(22時くらい?)に帰ってきて親から「早いじゃない」って言われるって、いつも日付変わる頃に帰宅してるのかな。
酒の缶が転がって部屋が荒れてるのがね、リアルだよね。疲れてるとペットボトルとか缶散乱しちゃうよね。めちゃくちゃ分かります。

みんなの精神的支柱みゃーもり

管理職クラスの葛城さんが自分より二回り以上下の女の子に「宮森さん…僕どうしたらいいと思う?」って泣きつくって、冷静に考えてやばいよね(笑)それだけ追い詰められてるし、頼られてるって事。
「うわ何こいつ」と切り捨てずに相手する宮森もすごい。

こうやって社内の問題にドタバタではありますが、冷静に(?)対処していきます。

しかしアニメーション同好会の皆や、タローや平岡は次のステップに向かってキャリアを積んでいっています。自分がうまく行ってないときに、キラキラ頑張っている皆を見るのは辛いし、妬ましく思ってしまう。最初は皆同じスタートラインに立っていたのに、どこから差が出てきたんだろうって。(宮森も十分活躍していますが)それでもピシッと切り替えてポジティブに接しているのが本当すごい。

その中でも平岡は自分が昔そうだったから、宮森の気持ちを汲み取って「ジタバタするしかない」って言葉をかけたんでしょうかね。彼の不器用な優しさが沁みます。

タローが持ち込みの企画を説明するときに「あ、パクるなよー?」って言ったのに対して「パァークりませんよぉ~(呆れ)」っていう宮森可愛い。

荻窪で交わす杯

ああ~~~みゃーもりとみゃーいさんと飲みに行きたい…荻窪飲みしたい…コロナが落ち着いたら必ず…
焼肉食べたあと2件目のバーでワイン一気飲み超男らしい…
バーはみゃーいさんチョイスなんだろうか。普段は静かにしっぽりと飲んでるんだろうけど、二人ともテンションはガード下の居酒屋なのがウケる。3件目の普通の居酒屋ではみゃーいさん半分つぶれてるし…「ビクトリー!!!」で起きるのがかわいい。

げ~ぺ~う~にちゃぶ台返されそうになって泣いたり、ラスト変えたいって言ったりまぁここから紆余曲折あるんですが、みゃーもり超人でありながらもしっかり地に足ついたキャラですごいわ…と思いました。

生きるって永遠におれたたエンド

ロロ良いこと言う~~~!!!SHIROBAKOでいえば、アニメを完成させてもここで終わりじゃないんですよね。また次に向かって歩き出さなくちゃいけない。それはどんな仕事だって、私生活だって同じで何か成し遂げたり、何かに失敗したとしても、またその次にむかって歩き出さなくてはいけない。
私は燃え尽きたりいじけてしまうことが多いので、この言葉を胸に刻んで生きていきたいと思います。


もうほんっとまとまりのない文章ですみません。とりあえずジタバタして完成度は置いといて書き上げるだけ書き上げました。自分用のまとめでした。

SHIROBAKO3回目感想・渡辺さんと遠藤さんと下柳さん


はじめにお詫びから…
3回目みたら前回のナベP考察が若干間違ってることに気づきました。
表情について考察している途中脳内補完してしまった部分があって…
やっぱり、何回も見ないとだめですね。

渡辺さん関連

茶店でSIVAの件を打診するシーン。

>>ここの渡辺さん、あっけにとられつつも焦り顔なんですよね。「え、まじでこいつ請けちゃうの?」って感じの。葛城さんに会うまでは宮森と結論を出さずに、渡辺さんからお断りする方向にもっていくつもりだったんでしょう<<
という風に書いたんですが、ちょっとこれは違ってた思いました。

葛城「宮森さんこの前はごめんね~?もしかしたらこれからもごめんね」
宮森「あ、はい、全然」
(げ~ぺ~う~回想)
葛城「劇場版作ろう」
宮森「はい」(相槌っぽく、自然な感じで)
ナベ「ん?」
葛城「すごいもの作ってぎゃふんと言わせてやるんだ~!」
宮森「はい!」
葛城「…えっ請けてくれるの?」
宮森「はい!いいもの作りましょう!」
葛城「聞いたーーーー!!?」
ナベ「ハイ…」(えぇ、まぁ…みたいな顔)

こんなかんじでした。あんまり焦り顔ってわけでもなかったと思います。
でも「ん?」って言ってるところもあるので、事前にどうするか宮森と話ていたとしても、本決まりってわけでもなく「最終的にはPのお前に任せるわ」的なニュアンスだったのかなーと。
「ハイ…」って言ってる顔も「宮森がOKならまぁ、いっか」ってことなんでしょう。責任者は俺だけど実際現場仕切るの宮森だし…ってことで。

この後宮森に向ける目線がとっても優しいんですよね。「うちのエースもたくましくなったな~」って言いたげな感じで。
うちのエースといえば、ウルリンに向かう途中の
ナベ「うちのエースにはかなわないな」
宮森「その呼び方、やめてもらえます」
ってやり取り、すっごい好きなんです…ナベPは宮森がこの呼び方嫌なの分かってて呼んでると思います。自分なべみやめっちゃ好きです…

麻雀ネタ

冒頭の雀荘でナベ長が「ツモ!清老頭(チンロートー)」で上がってます。
麻雀のことを全く知らないので調べたら、出現確率0.002のめったに揃わない役らしいです。*1
老頭(ロートル)ってつく役をわざと選んだんでしょうね。
あと、えくそだすっ!の時「すみません監督、ないてください」っていうのも「泣く」じゃなくて、麻雀用語の「鳴く」みたいですね。鳴く=副露(フーロ)して自分の牌を晒すことという意味だそうです。冒険せずに今の状態で確実に作品を納品するって意味には変わらないのですが、麻雀的な意味を知るともっと深く理解できたような気がします。

遠藤さんと下柳さん


本筋に関係ないですが、下柳さんがひたすらイケメンなんですよねTVシリーズの頃から。自分のことをイケメンと自覚してないイケメン。
体意外とがっちりしてるし(宮森と二人並んだ時よくわかる)、垂れ目で口元のホクロがセクシー。基本Vネックで鎖骨もセクシー。シャツとパンツで普通の恰好してたらめちゃくちゃカッコイイだろうに、いつもラフな格好だし、たまに私服がダサい。カナブンでSIVAの打ち合わせしてるときのフード付きの半袖ダサかったな…ロンTチノパンでもあのやわらかい雰囲気に合ってて好きですが!!
あと、あの柔らかい穏やかな話し方も好きです。

遠藤さんがタイマス事変の後くすぶっているのを一番気にかけているのは下柳さんなんだろうなと思いました。えくそだすっ!の爆発のシーンで一度バトって遠藤が「俺は降りるからな!!」って騒ぎになったの覚えてるし。

瀬川さんは「悔しくないの?逃げてないで働きなさい!まゆみちゃんに働かせて情けないと思わないの?」って今の状況を正論で責め続けたわけですが、下柳さんは「タイマスのあの作画よかったなぁ是非完成形で見たかった。SIVA面白いよ。遠藤向きだと思う。俺が動かしてやる」って遠藤が持っているスキルだったり情熱だったり、未来に向かって話してました。
そしてまゆみさんとの帰り道。「遠藤くんと一緒に居れるだけでうれしいもん。だからプラマイで言ったら、絶対プラスなの」「またいいことあった」ってね、聖母ですよ。
遠藤さんプライド高いけど「どうせ俺なんか…」ってマイナスに考えるところあるから、プラスプラスに考える奥さんに救われているんだろうな。真っすぐすぎて、それがまたつらい時もあったんだろうけど。ストレスで爪も欠けちゃう位には負担もかけているし。「感動するアニメ見れたらいいな」の一言で背中押された感ありますよね。

ここで遠藤さん涙ぐみながらプレモル飲んで「…うまい」とつぶやきます。
ここね~~~~~!!!ここ~~~~!!注目ポイント!!!!!!!
二進も三進も行かなくなって、ストレス溜まってるとき、ついつい酒に逃げがちです。
遠藤さんも酒やたばこに逃げていたと思います。でもそういう時に飲む酒って、酔いはするけど、あんまり味がしないというか、おいしくないんですよね。
タイマスへの憤り、上がらなくなったモチベーション、働いてない罪悪感、嫁が稼いだ金で飲む酒…生きている実感がない中こんなことをぐるぐる考えながら飲んでいたんじゃ、おいしい酒もおいしくないです。
でも、これから再起することを決めて飲んだプレモル、祝杯。この世で一番おいしいと思います。この「うまい」の一言に込められた想いを想像するだけでプレモル3本飲める。

ムサニの強い女子たちの話も書きたいのですが、また次回。

その他、小ネタメモ

  • 三女二期のムサニ回でみゃーもりが見た幻影

誕生日席に「山田さん、監督、杉江さん」の順番で座ってる。杉江さんが瀬川さんと話してる。実際こんな感じだったらすごく幸せだなと思った。ツーピースの時もしかしたら実現してたかもしれないけど。

  • げ~ぺ~う~社長、革靴が独特のデザイン・素足

あ~いるねこういう胡散臭そうなやつ…足組んだり、トントンつま先鳴らしたり、落ち着きがない

  • 監督の自宅(マンション)

カウンターの上にウエディングボードがあったり、棚に新郎新婦の格好したぬいぐるみがあったり。離婚したけど、奥さんの事ずっと好きなんだろうなと思った。(お母さんと元嫁とセイラ(犬)以外接触禁止ィー!!)

  • 瀬川さんの作業机

ipad、肩こり解消のグッズがある。

  • 野亀先生

もう二度と 同じ轍は 踏むまいと(五七五)

  • 佐藤さん

納豆の資料集めときますっていってたので、三女初期のみゃーもり的な感じで設定もやりはじめたんだなー

  • 安藤さん

お団子&服がかわいい!!ムサニ三羽烏集結の時ブラウス+ピンクのサロペットみたいなワンピースがめちゃくちゃかわいい。あとちょっと痩せた?というか、大人っぽくなった。新卒から4年だと26歳?そういえばみゃーもりにとって佐藤さんも安藤さんも年上部下なんだよね。

  • 山田さん

「マクラダPにエンジョウP!あいつらあの時後ろにいた…」Pの名前がモロで笑った

フォードvsフェラーリが元ネタでしょうか

  • 小笠原さん

ジョギング姿の小笠原さん「ちがう!ちがうの!」→着替えてコンテ見てるときも微妙に顔赤くてかわいい。小笠原さん作監で体動かさないはずなのにスタイルいいなーとおもってたけど、陰で努力タイプだったのか。

【感想】「君に愛されて痛かった」は愛と向き合う物語

久々に何度も読み返すほどハマった作品なので感想を書きます。

https://www.amazon.co.jp/dp/4107720837/ref=cm_sw_r_cp_awdb_c_0CJAEbY10WXQ7

あらすじ

引っ込み思案(というか超絶マイナス思考のほぼメンヘラ)の叶井かなえ(高1)が、ひょんなこと(援交現場を目撃される)からキラキラ野球少年の野村寛(ひろし・高2)と出会い、人生を更生していく話と思いきや様々な人間関係に翻弄され(し)ていく話。

かなえちゃんがいじらしくてかわいい

援交やってるのに「いじらしい」って?と自分でも思いますが、知らないおじさんに手をつないでいい?って甘えたり、寛くんに寄せる恋心だったり、とってもいじらしいなって。序盤の嫌われまいとみんなに合わせるところもすごく胸が苦しくなる。

1話で一花ちゃん達と他校(淵ノ宮)の男子たちとカラオケに行くかなえちゃん。「上流階級の晩餐会みたい...ジュース運んでる方が楽だな」ってしょんぼりしている描写があります。
もうこの描写でかなえちゃんのことが大好きになりました。本来の自分のスクールカーストとは違う空間にいるとすごく落ち着かないんですよね。合わせたり機嫌取ろうとして空回り…胸が痛い。
パニックになると周りが見えなくなってマイナス思考の思い込みに囚われて…ってところが、かなえちゃんの場合ちょっと行き過ぎなレベルなんですけど、こういう経験って誰にでもあると思うんですよね。気持ちがわかってしまうだけに、その畳みかけるような心理描写がものすごく恐怖感のあるシーンになっていると思いました。

女子高生がリアル


クラスのカースト最上位から数えて2,3番目、みたいなグループの描き方がすごい。いかにも女の子~な里虹。ちょっとサバサバっぽいけど意外と普通な瑠奈。ぽっちゃりしてるけど、つけまバサバサ見た目ばっちりギャルなとみ子。そしてリーダー格のスポーツ少女っぽい見た目の一花。
あ~~~女子高生のときこういうグループあったわ~…痛いほどわかるわ~…
「うちら友達だよね!」と言いつつ、腹の内ではむかついてたり、いきなりでグループから追放されたり。

人物の背景や小物の描写が細かい

「この人はこうやって育ってこういう性格になったんだ」って裏付け描写がとにかくすごい。
・一花 戸建ての大きい家で両親と3人暮らし。自分の部屋があってドライヤーはダイソン=比較的お金がある家
・かなえ 団地で母子家庭。弟と同じ部屋で二段ベッド。母親から冷遇されている。でも弟の塾代六万でswitchも買ってもらえている=基本お金はあまりない、姉弟への愛情がアンバランス
・鳴海(同じ団地の相談相手の男の子、チンピラの下っ端) スクーター(ミラーがピースの形)ジャージ。でもアルマーニのTシャツ着てるときもある(本物かわかないけど)
・とみ子 イライラしたら過食=結構周りに気を使っていてストレスが溜まりがち
スマホカバーやLINEのアイコンの描写も細かくて好き。

こういう背景描写がしっかりした漫画って説得力があって好き。

かなえと寛の関係性

一話での衝撃的な事件(円光現場目撃され、かなえがキレる)の後、再会時かなえがパニクり寛の目の前で嘔吐。この時点で普通だったら(やばい奴じゃん、関わらんとこ…)ってなるはずですが、寛くんは「勢いで助けちゃったけど、気になってる子の弱い姿を見たら好きになっちゃった」ってことなんでしょうか。出会ったカラオケで中抜けするかなえを追いかけたときから善意と好意がないまぜになった感情を抱いていたと思います(半分一目惚れ)。
ここからLINEでメッセージを交換したりデートしたり試合を見に行ったり…ゆっくりゆっくり二人の関係が進んでいくのが好きです。その間も相変わらずネガったりパニクったり、ぽろっと好意丸出しの恥ずかしい台詞を言ったり、寛のキラキラオーラに浄化されたり…と感情の起伏が激しい。それにいちいち付き合う寛も相当優しいです。

このコマめっちゃ好き。

越智(寛の野球仲間・幼馴染)が寛を諦めさせるために「あいつは誰にでも優しい」とかなえに止めの一撃を食らわすわけですが、多分本当にその通りなんだろうなと思います。優しさの度合いは違えど。

一話冒頭で血まみれで横たわるかなえと犯人らしき男のカットがあります。男の口元のほくろからして寛で間違いないと思います。今のキラキラ寛からこの状態まで何が起こるのか楽しみです。

愛と向き合う物語

ここまで一気に書いて息切れしそうなんですが、とにかくかなえちゃんが本当に欲しいものってお金でも薄っぺらい友人でもなく、愛なんですよね。他人からの愛もだけど、自分自身への愛も。でも家庭はあんな感じだし、援交してもなんにも思わないし、好きってそもそもよくわからない。寛への恋心も鳴海に言われて気づく。でも、他人が他人に向ける愛情には人一倍敏感で、嫉妬してまう。私にも分かるような、分からないような。この描写がとてもドラマチックだけれどリアリティのあるものになっています。


初めて読んだ知るかバカうどん先生の作品は「うんこ花火」だったんですけど、その影響なのかうどん先生のことずっと男性かと思ってました。たまたま見たインタビュー記事みて「女性なの!?」ってかなりびっくりしました。でもかなり納得しました。
https://www.google.co.jp/amp/s/lab.comic.k-manga.jp/udon_interview/amp/
あとここでも人物の背景描写について語られてて「やっぱり意識して描いてるんだ!」って嬉しくなりました。

どんちゃんTwitterを見ると連載を続ける中沢山の苦労があるようですが、書籍買って応援してるのでまったり更新してもらえると嬉しいです。
胸糞って意見もチラホラあると思うんですが、ただの胸糞話では語り尽くせない魅力がたくさん。一花ちゃん関連では確かに痛い描写もありますが、胸糞とはまた違うような...(いや胸糞だけど)とにかく人の強さとか弱さとか考えさせらるなーと思います。

あと、うどん先生の肉体の描き方が好き
かなえは柔らかそう(お尻のカットがすごい)で、寛くんはがっちり筋肉質。おじさんはちょっとだらしなくて、モブは目や口元がブサイク。こういう描き分けが好きです。

マリカード下手な女が湾岸ミッドナイト6Rをプレイしたらハマった


皆さん、ゲームセンターには行きますか?
私は高校生まではゲーセンといえばプリクラ、クレーンゲーム位で、あとはたまに友達に誘われて太鼓の達人をやる感じの人間でした。

しかし!就活中のある日アニメ・プリパラ*1と出会い、あれよあれよといううちに筐体デビュー(神1弾)。街に出て面接の隙間時間があればゲーセンを探し、プリパラをプレイ。目指せ神アイドル。マイキャラちゃん可愛い。こんな感じでまっぴるまから都心のゲーセンに出入りするようになりました。

そんな中、ふと隣で音ゲーや格ゲー、頭文字Dドライブゲームをやってる人たちを見ると、いかにも玄人ぽい人ばかり。特に頭文字D湾岸ミッドナイト(どちらもあにめ履修済)プレイしたい気持ちはありましたが、対戦とか怖いしルールわからないし、何よりマリカーすらド下手なのにできるわけない…と敬遠していました。

時は変わって2020年。
用事と用事の間にぽっかり空いた時間があったので、ふらっとゲームセンターに入ってみました。お店の端っこにあったのが、そう!湾岸ミッドナイト6R!!

実は最近飲み屋で隣にいた知らないおねーちゃんから「免許取ってすぐ友達と首都高乗って湾岸ミッドナイトごっこしたんだよ!楽しかった~」という話を聞き、なんだそれめちゃめちゃ楽しそうだな…とすごいわくわくした気持ちになっていました。でも実際レンタカー借りて一人で慣れない首都高走るの怖いな…って思っていた矢先、出会ったアーケードの湾岸ミッドナイト。これなら1回100円だし、事故らないしええやん…

コロナウイルスの影響でいつもより空いている店内。今なら周りに人もいないし、ゆっくりプレイできるのでは??と思い立ち、早速コインを投入。
バナパスポートの有無の確認、とりあえずカード購入は無しでお試しでプレイ。

車種選択で種類の多さにびっくりしながらも、車を選び(なんとなくGTRにした)、シートの横からで流れるEDMぽい曲にテンション爆上げ。初めてなので、運転に集中できるATを選択。(MTの免許持ってます)筐体にクラッチはなかった(笑)
そして目の前に広がる湾岸の風景。これだよこれ…

そしてスタート!!アクセル全開!!首都高をすり抜けていくスリルがたまんねぇ!!!
しかし、前方にトラックやモブカーが現れると、やっぱりどうしても車や壁にぶつかるし、カーブもぎこちない…やっぱりドライビングゲームの才能無いんだ…としょんぼりしそうになった時、横の視点切り替えボタンを発見。

!!?

なんだこれ…没入感がやばい。そしてさっきよりも操作しやすい。カーブも曲がれるし、直線も突っ込んでいきやすい。ミラーで後方の状況確認するのもリアルでなんかいい。
追い越し追い越され、もう超楽しい。最後は追い抜いてYOU WINでフィニッシュ。

あのね、世の中私の知らない楽しいことがまだまだいっぱいあるんだなって思った。100円払うだけでこんなにも濃密な時間を過ごせるなんて。
子供のころ兄がPSのグランツーリスモやってるのを横で見てるのが好きだったから、その影響で車のゲームにずっと憧れていたけど、今回プレイすることができてよかった。
その日はスイカのチャージがちょうど無くなりそうだったので、つづきはまた後日。

そして

先日別のゲーセンでバナパス買ってプレイしましたよ湾岸ミッドナイト
平日夜だから結構人居て隣でイカついお兄ちゃんがたむろしててドキドキしたけどデビューできました。
車種はフェアレディ―Z(z33)のオレンジ色。オレンジ色の車が好きなので色で選んでしまった(笑)あとは父親が昔フェアレディZ乗ってたからという単純な理由。
着々とストーリーを進めています。遊び方あってる?
自分がマリカー下手だったのって第三者視点で操作遅れがちなのが原因だったんだなーと気づいた。あとはコントローラーか筐体のハンドル操作かの差。

そしてジョジョの奇妙な冒険ラストサバイバーもちゃっかりプレイ。
これバーを動かして格ゲーみたいに遊ぶのかと思いきや、PSのコントローラーみたいな操作だったし、FPSっぽい感じだった。これはこれで面白そう。

*1:良くも悪くも人生観を変えてしまう恐ろしいアニメ