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indigo la End ONEMAN TOUR「ムード」@野音 に行ってきたよレポ

indigo la End ONEMAN TOUR「ムード」
2021年10月10日@東京・日比谷野外音楽堂

セットリスト

1.煙恋
2.想いきり
3.はにかんでしまった夏
4.ダビングシーン
5.左恋
6.夜風とハヤブサ
7.花傘
8.蒼糸
9.チューリップ
10.心雨
11.夜汽車は走る
12.夜漁り
13.夜光虫
14.夜の公園
15.夏夜のマジック
16.通り恋
17.Unpublished manuscript

アンコール
18 ラブ feat. ​pH-1
19 夜明けの街でサヨナラを

※間違ってたらすみません

感想

野音で夕暮れて夜になっていくさまを見ながら聞くindigo la Endは端的に言ってめちゃくちゃ良かったです!!

1.煙恋
グッズに「煙恋Tシャツ」があったので、1曲目に来るかな?と思っていましたがほんとに来た。
白い煙(スモーク)の中からメンバーが登場し、天井からぶら下がったまん丸の電球のような照明に照らされているメンバーがめちゃくちゃかっこいい(照明は青色だったかな?)。
夕暮れの空をバックに柔らかくも透き通るような歌声が響き渡って、一気に引き込まれました。


2.想いきり
3.はにかんでしまった夏
想いきりは2番の歌詞がすごく好きで沁みた。
はにかんで~のイントロのギターのエフェクトがザリザリ系(伝われ)になっててかっこよかった。
あとここの照明もバックから「バッ」と照らされるような感じでかっこよかったです(語彙力が無くてかっこいいしか言えない)


4.ダビングシーン
5.左恋
ダビングシーンで背景が水色の水泡になった後、左恋で真っ赤な激しい照明に変わり、その変化にクラッときた。「夜行秘密」で一番好きな曲が左恋なので聞くことが出来て良かったです。
♪打った~左恋~のバッタ~ の下りが特に好きなんですが、
この頃に日が暮れてグッと暗くなった。めちゃくちゃテンションが上がってくる。


6.夜風とハヤブサ
7.花傘
ハヤブサからの花傘ってなんか…エモくないすか…
「過ぎたら滴たるあなたの心の内をのぞき見してるような夢見て傷つくだけ」→「恋したんだよ 勝手に君を差したりしてさ」って、なぁ!?
そして花傘のストリングスがあらためていいなと…。バンドミュージックに入ってくるストリングス好き。

8.蒼糸
9.チューリップ
10.心雨
チューリップの「さむいなぁ…」の感情の入れ方がすごくて鳥肌立った。
アウトロの後鈴虫の声が「リー…リー…」と鳴っていてエモかった。秋だね。


11.夜汽車は走る
12.夜漁り
13.夜光虫
14.夜の公園
15.夏夜のマジック

怒涛の「夜」シリーズ!!
曲が移る度にまた夜!また夜!ってテンション上がってた。
バックにMVが移って、バンド本人たちにはあまりライトが当たらないのが印象的。なんかバレエとかオペラのオーケストラみたいな(伝われ)
通しで聞いていると、あらためて歌詞が小説のようで美しい。
『夏夜のマジック』の出だしコーラスの「♪フフフー」が「♪フフッフフゥー↗」になっていた(ライブだとこうなんですかね?)
昨日(10/10)は日中夏みたいに暑かったので、個人的な2021年夏の締めくくりの曲になりました。夏…終わるのか…泣


16.通り恋
17.Unpublished manuscript
ラスト前のMCで「indigoは主に恋愛の歌を歌うバンドだと思ってる方が多いと思うんですが、僕達がアーティストとして音楽にのせていちばん言いたいことはこの曲に書いてあります(うろ覚え、意訳)」という前置きがあってからの「Unpublished manuscript」。
音の圧というか質量がものすごくて、最後の最後、真っ白にビカビカ点滅する照明をバックに楽器をかき鳴らしている姿にとても心を打たれました。

アンコール
18 ラブ feat.pH-1
新曲聞けてヤッター!になった。やっぱりこの曲めちゃくちゃ好きです。pH-1さんのラップもめちゃくちゃいい。いいしか言えん。

19 夜明けの街でサヨナラを
夜が続いてからの夜明けです。エ、エモ~~~…さわやかにしめくくりました。

全体を通して

実は私自身、初めての野音でした。ずっと行きたいと思っていましたが、なかなか機会がなく…初めての野音がindigoでよかったです!!
私の一番後ろの席だったのですが、会場全体を俯瞰で見ることが出来てとても良かったです。楽しんでる人をみるのがすごく好きなので…

前半のMCで「ムード」のタイトルに触れた折、「その場の雰囲気で動いちゃったり、声の大きい人がムードを作ったり…でも今日は、みんなひとりひとりのムードで楽しんでください(意訳)」と川谷さんが仰っていて、なんだかとても安心したというか、理由が自分でもよく分からないのですがちょっとうるっとしてしまうくらい感動しました。
声は出せないけれど観客ひとりひとりがリズムに揺れていて、とてもいい雰囲気のライブでした。
「お玉洗うと水が跳ね返って服がビッシャーなる」というユルいMCもよかった(笑)


夏夜のマジックを聞いてるときだったかなぁ。
この曲を聴いている時、急に村上春樹のエッセイの一節を思い出してしまった。
村上さんがすごく疲れた日の夜、ある外国人奏者を招いてのオーケストラのコンサートがあり、聞きに行くか迷ったけれど、まぁこんな機会もなかなかないし勿体ないから聞きに行こうか、という話になった。で、ブラームス交響曲を聞いている最中、身体の疲れが溶けだすように抜けていったそうな(意訳)。そしてその後の一文が「春の夜は暖かく親密であり、僕らの目の前で世界と人生は再び美しく開けていた」なんですね。まさに私もその状態になってしまって、「『夏』の夜は暖かく親密であり、わたしの目の前で世界と人生は再び美しく開けていた」だったんです、本当に。
身体から日々の疲れが抜けて、明日からまた頑張ろうという気持ちになりました。いやぁ、音楽の力ってすごいですね。本当に無事開催&参加できて、良かったです。
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終演後日比谷公園から見えた星

12月のindigo la Endゲスの極み乙女。「馳せ合い vol.2」もチケットが当たっているのでこちらも楽しみです。

ライブのレポを書くことに不慣れなのですが、ここまで読んでくださってありがとうございました。